逸品を生み出す、
風土と誇り。

新潟県の南東部に位置する魚沼市。東は福島県、南は群馬県に接する
この地域は、全面積のおよそ8割を森林で占めるほど。
周囲のほとんどが山々に挟まれた、魚沼盆地にあります。中心部には、
アユをはじめとする多くの魚が生息する魚野川が流れ、南は尾瀬国立公園をもち、新潟県側からの尾瀬への唯一の窓口となる自然豊かな地域。
お米の産地として有名な魚沼市ですが、もちろんお米だけではありません。
ここには、目利きも納得の逸品が生まれる風土があるのです。

ポイント1

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気候風土

四季の移ろいがはっきりとして、いつ訪れてもさまざまな景色を楽しめる魚沼市。
冬の雪のイメージがありますが、たとえば夏場はどうでしょう。30度を超える真夏の暑さなる一方で、夜間になるとぐっと気温が下がる特徴をもちます。
理由は、魚沼市が2,000m級の山に囲まれた山間地にあるため。越後三山を代表する山々から、吹き下ろされる風によって気温が下がるのです。こうした気温の寒暖差が、魚沼産コシヒカリをはじめとした名産品を生むのです。

ポイント2

POINT02

  水

冬には3メートルもの積雪がある、豪雪地帯としても有名な魚沼市。
冬の間降り積もったたくさんの雪は、雪解け水となって大地を潤します。山からの雪解け水は、下流に比べてミネラルも豊富。お米をはじめとした農作物の生育に、必要な栄養分となります。また、冷たい雪解け水は夏場の土壌の温度と調整する働きも。
豊かな土壌をつくることで、魚沼産コシヒカリや日本酒など新潟を代表する逸品を魚沼市から生み出しています。

ポイント3

POINT03

豊かな土壌と人の情熱

魚沼市内の大地は、市内を流れる魚野川や破間川などの清流から長い年月をかけてできた沖積土壌(ちゅうせきどじょう)です。
実は、他の土壌と比べて稲をつくるのに必要な栄養供給力が小さいという特徴も。一方で過剰な育成を抑制するなど、育て方を工夫することに適した土壌とも言えます。
肥沃過ぎない大地。この土地に暮らす人が風土と向き合いながら知恵をしぼり、技術を受け継ぐことで、おいしくするための工夫が受け継がれてきました。
魚沼市に暮らす人たちの情熱が、お米や日本酒をはじめとした「おいしさ」のイノベーションをもたらしたのだと言えます。